やすあがりな模型基地

やすあがりな模型基地

プラモデル・ガレージキットの制作過程を記録しておくためのブログ。難しいことは一切できない。でもいいじゃない、楽しければ。そんな感じ。

jamming off 忍野忍 その1

こんにちは。

今年はぜんぜん夏の感じがしないですね。去年の今頃はもうセミも鳴いて、すっかり夏らしい感じでしたが、今年は涼しいです。

できれば、ワンフェス終わるまでは涼しい感じであってほしいです。

 

さて、新しい製作物は、タイトルにもあるとおり、「忍野忍」!

半年前に製作したばかりで、またかよって感じなのですが、忍ちゃんやっていきます。

物語シリーズは結構好きで、作業しながら何度か見たりするのですが、特定のキャラに愛着とかはありませんでした。

でも、不思議と3体も作っていると愛着がわいてくるもので、また別のガレキでつくってみたいなぁ…と思っていました。

ただ、すでに完成しているのですが、どうにも上手くいかないことが多く、製作記にするモチベがなかったので、完成から結構間が空いてしまいました。

 

まあ、気を取り直して製作記をやっていきます。

今回は仮組みまでです。

 

まずはバリや段差を埋めていきます。

今回のガレキはディーラーさんから直接購入でなく、駿河屋の中古で眠っていたガレキを購入したものなんですが、状態は非常によかったです。

足の部分は大きめの段差があったので、シアノンで埋めておきました。ここ以外はそこまで大き目の段差はなかったと思います。

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服の側面にはパーティングラインがあったので、リューターで削って、スポンジやすりで仕上げました。

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本体は上半身と下半身で分かれています。ここは軸打ちをしておきました。

軸打ちは以前行った方法と同じです。

上半身は3mm、下半身は2mmくらいで穴を開けておきました。

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下半身のほうに2mmのアルミ線を差し込んで…。

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上半身にはシアノンを注入し…。

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下半身をさかさまにして、合体します。

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で、一旦このような感じです。

上半身と下半身のつなぎ目がぱっくりとわかるのですが、この後スカートとワンピースを着せるとわからなくなるので、ここは処理しませんでした。

ちなみにパンツの造形が結構シンプルというか、あっさりしているので人によっては拘る所になるのかなと思いました。

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頭も同様に軸打ちするための穴を開けておきました。

ベロって彫ってあるのがなんかいいですね。
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一回ここまでで組み立てです。麦藁帽子とドーナツをたくさん抱えているのが忍っぽくて素敵な感じです。

 

ワンピースは両腕ですそを持たせる形なのですが、すそを持つ際はキットの腕をちょっと力を入れて押し込むような感じで持たせるので、折れないか心配でした…。

また、塗装が終わって組み立てる際に、塗装がはがれる可能性があったのでワンピースの裏側は少し削って塗装の厚みに対応できるようにしてあります。

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本体のパーツはそこまで多くないのですが、小物のドーナツがそこそこあります。

ドーナツは種類も豊富で、食べ物を塗装したことはなかったので、ここもどういう風に塗装するかでかなり悩みそうなところです。

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というところで、今回はここまでです。

次は塗装編になるかと思いますが、一旦別のキットの製作記になるかもです。

2019年上半期振り返り

こんにちは。

7月にはいってしまいましたが、今年上半期の振り返りをしていきたいと思います。

いつもこういう振り返りをするときに思いますが、ほんとに月日が経つのは早いです。

ぼーっとしていたらあっという間に何もしないで一年が終わってしまうのかと思うと、ちょっとあせったりします(笑)

 

さて、一応このブログは模型の製作記のブログなので、それに関することで振り返りをしていきます。

 

ここ半年間での変化

この半年間での変化といえば、フィギュアの塗装をするようになったことだと思います。 

1/20の小さいサイズでは塗装したことがあったのですが、サイズが大きめのフィギュア塗装は今年に入ってからで、これまでと畑が違うので結構戸惑いながらの製作が続いています。

 

昨年ワンフェスに始めていってから、フィギュアの塗装はしてみたいと思っていたのですが、私にはハードルが高いなぁ…と思っていました。

特に丁寧な表面処理ときれいな塗装が私にはできるとは思えなかったからです。

 

基本的に私の製作スタイルは表面処理はそこそこに、塗装はムラがあろうが気にせず、派手に汚して、最終的にもろもろの帳尻を合わせるやり方をしています。

このやり方はめんどくさがりの私にはあっていると思っているのですが、同時に飽きっぽい私の性格的に、同じやり方を続けていくと飽きてくるだろうという予感がありました。

 

なので、前から作ってみたいと思っていたフィギュアの塗装をメインにして、これまでと違う刺激を取り入れようとしたのですが、いままでと真逆のやり方をしなければならず、未だに戸惑いながらの製作が続いています。

 

ただ、この戸惑いはいい刺激になっていると思っています。

 

ある程度確立されたやり方を捨てて、いろいろ調べたり模索しながら製作するのは、初めてプラモを全塗装したときと同じような感覚があります。

この感覚は久しく感じていない感覚で、上手くいかなくてへこんだりもするのですが、それも含めていい刺激になっているような気がします。

 

そのうちまたマシーネンとかを作り始めると思いますが、今しばらくはフィギュアの塗装をがんばりたいと思います。

モチベーションと製作ペースについて

お次はモチベーションと製作ペースについて振り返ってみたいと思います。

 

ここ半年での製作数は13個でした。

作っているもののサイズや難易度がそれぞれのキットで違うので、個数だけではよしあしは評価できませんが、だいたい昨年(2018年)の上半期もこれくらいの数だったと思うので、ペース自体はそこまで落ちていないかなと思っています。

 

むしろ去年の上半期はサイズの小さいガレキや、年をまたいで製作したものがあったりしている分、今年はペースは少し上がっているように思います。

 

ただ、モチベーションの上がり下がりは相変わらず大きくて、うまくコントロールできません。

ガッとあがった後は必ず、ぐーんと下がるのですが、できればこれを年間通して一定にしたいところではあります。

モチベーションがどういうときに下がって、どうやったらコントロールできるかはまた別で記事にしてみたいと思います。

下半期について

下半期もかわらず、フィギュアの塗装をメインに行っていこうかと思っています。が気分がころころ変わるので、年末ごろにはまったく別のジャンルを作っている…なんてこともあるかもしれません(笑)

何れにしても、フィギュアの塗装はまだまだなところがあるので、がんばって質を上げていきたいと思います。

 

そういえば、もうすぐワンフェスなんですね。夏休みもやってきますし、非常に楽しみです。

また、マシーネンからはノイスポッターが発売されたのでこちらも制作欲を掻き立てられます。

制作意欲があるうちに、昨年末参加したボークスのペイントコンテストにまた参加しようか迷っているところでもあります。(何にもプランがないので出すか微妙ですが…)

www.volks.co.jp

 

とまあ、長くなりましたが、2019年の上半期の振り返りを終わりたいと思います。

次はたぶん何かしらの製作記になると思います。それでは。

klondike Luce ver.2.0 その3(完成)

klondikeさんのLuce完成回です~!

塗装編は前回です。

kzyas.hateblo.jp

早速ギャラリーに行きたいと思います。

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▲ただ立っているだけなのにすごい存在感です。

私に塗装技術と撮影技術がもっとあればなぁ…とも思いますが、まずは完成を喜びたいと思います。

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▲前回も書きましたが、赤い部分はローズブライトレッドでエアブラシ塗装。

黒い部分はファレホのグロスブラックで筆塗りです。

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▲境目はエナメルで塗装してますが、ちょっとよれてますね…。

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▲ホコリが…。完成から撮影までしばらく置いてしまったのでついてしまいました。

次は気をつけよう。。。

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▲ベースは黒サフ後、ジャーマングレーで塗装しました。

軽くドライブラシもしているのですが、あんまりわからなかったり…。

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▲髪はこちらのリアルブロンドカラーセットを使っています。

store.modelkasten.com

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▲背中も筆で塗装したのですが、いつもの癖で厚塗りしてしまいかなりムラになってしまいました…。

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製作を終えて

ということで、ようやく完成回を記事にできました。

製作~撮影~記事にするまでにずいぶん時間がかかってしまいました。

念願だったキットの製作だったので、結構気合も入っていましたが、製作を進めれば進めるほど、ほかの方たちが作られたキットとの差が出てしまい、モチベの管理も難しかったです。

また今回は造形の良さに助けられている感があるので、まだまだ塗装技術を向上させないとな…と思います。

いろいろと反省点はありますが、今はこうしてキットが完成し、記事にすることができて非常に満足です。

また、機会があったらklondikeさんのキットは作ってみたいですね。それだけ魅了させられてしまうすごいキットでした!

ではまた別の記事でお会いしましょう。

 

湯具どらしる 龍の赤ちゃん (完成)

こんにちは。

突然ですが、私、仕事が休みの日は朝早く起きています。夏場だと日が昇るのがはやいので5時くらいに起きています。

特に目覚まし時計をかけているわけではないので、日によっては4時くらいに目が覚めるときもあるのですが、そんなに朝早く起きて何しているのかというと…ただ、だらだらしています(笑)

 

まあ、プラモ/ガレキを進めたり、適当にゲームをしたり、ためていたアニメを見たり、散歩したりといろいろなのですが、極力休みの日を長く過ごしたいので、朝早く起きています。

2度寝の誘惑に負けそうになるときもあるのですが、そのときはそのときで2度寝しちゃいます。

「起きたのに持ったいない!」と思われるかもしれませんが、起きて自分のやりたいことをやるもよし、素直に2度寝の誘惑に負けるもよしって考えで、どちらをとっても結局は幸せなのです。

 

さて、前置きが長くなったのですが、今日日曜日の朝も朝早くに目が覚めました。

カーテン開けるとまだ日が昇っていないので、今日は結構早めに目が覚めたんだろうと思い、適当にアイスコーヒーを飲みながら、何をするか考えたのですが時計を見ると深夜の1時30分!

 

これはさすがに早すぎなので、もう一眠りしようと思ったのですが、すでにコーヒーも入れ眠気はなし!

 

うーん、じゃあどうするか…と考えたときにやっぱりやることって趣味なんですね。

現在進行形のガレキはなんとなーくやる気がなかったので、朝までにできそうなこの子を作ることにしました。

 

湯具どらしるさんの龍の赤ちゃんです。

booth.pm

以前、どらごんやヨロイさんを作っているのですが、このディーラーさんのガレキは非常に好みの造形なので、少し前にBOOTHで購入していました。

kzyas.hateblo.jp

kzyas.hateblo.jp

最近はすっかりフィギュアばっかりだったので、たまにはガッツリドライブラシ塗装をしたいなぁということでこのキットに。

 

龍の赤ちゃんということで、以前作ったどらごんの赤ちゃんという脳内設定で、ほぼ同じ工程で塗装することにしました。

 

いきなり黒サフ後の画像ですが、小さい気泡はシアノンで埋め、目立つ部分の段差だけやすりがけしました。(画像だとただの黒い塊に見えますね…。)

中性洗剤での洗浄はすっ飛ばして、ミッチャクロンを吹いておきました。

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黒サフ後、缶スプレーのダルレッドを適当に吹き付けておきます。

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ウェザリングカラーのブラックですみ入れです。ウェザリングカラーはすぐ乾くわけではないので数時間放置しておきました。

この時点で日が昇ってきていました。

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ここからは、ファレホやシタデルからレッド~オレンジの色をそろえて、ドライブラシです。

最近やっていなかったのですが、ドライブラシで少しずつ色が乗っていく感じは、エアブラシにはない筆塗りならではの楽しみですよね~。

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ウェザリングマスターなんかも使いながらドライブラシを繰り返します。

やめときが分からなくなってきたので適当なところで完成としました!

 

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台座はお気に入りのターナーアイアンペイントで筆塗りです。

turner.co.jp手のひらサイズでも十分な存在感です。所要時間6時間ちょっとで朝の楽しいひと時を過ごせました。

それではまた。

klondike Luce ver.2.0 その2

klondikeさんのLuce続きやっていきます。

前回は軸打ちと組み立てまででした。

kzyas.hateblo.jp今回は塗装編です。

 

軸打ち後、パーティングラインやバリの処理をしました。処理後はレジンウォッシュにつけて、中性洗剤で洗っておきました。

ヤスリのカスなどもまとめてあらいたかったので、軸打ち後にやってしまいます。

 

洗浄後はグレーのサフを吹きました。

小枝さんの製作記でも書いたのですが、グレーサフのほうが傷を見つけやすいので、これを使っています。サフレス塗装への憧れはあるのですが。。。

このキットはあんまりパーティングラインやバリ、気泡がないのですが、本塗装中に見つかるとかなりゲンナリするのでしっかりチェックしておきました。

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サフを吹くまではわからなかったのですが、太ももの一部に気泡?のようなものを見つけたので、処理しておきました。

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240番の紙やすりで十分かと思いきや、少し穴が深かったのでデザインナイフで少し穴を開けて、カラーパテで埋めなおし再度やすりをかけました。

ガレキの製作はこういった地味な作業が続くので、モチベーションが下がりやすいですが、私の場合こういったときはアマゾンプライムなりnetflixを垂れ流しながら、のんびり作業しています。

 

あ、ちなみにサフはタミヤのスーパーサーフェイサーの缶サフを使っています。

エアブラシのほうが塗膜が薄くていいのかもしれませんが、掃除と塗料の希釈が面倒なので、缶サフで進めてしまいます。

缶のいいところは掃除がないところなんですが、圧が強いので、一歩間違えると厚くなりすぎたり、塗料垂れを起こすので、スプレーを使うときは結構気をつけて吹いています。

が、気をつけていても垂れるときは垂れたり…。

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厚く吹いてしまって失敗。。。

腕のところですが、まああ見事に垂れてしまいまして失敗しました。ははは…。

よく乾かした後、またヤスリがけをして事なきを得ていますが、こういった手戻り作業はモチベーションを下げるので気をつけたいところです。

(それにしても、缶スプレーの扱いにはいまだになれない…。)

 

サフ後、ホワイトで塗装しておきました。

まず胴体から。

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ガイアのローズブライトレッドとファレホのグロスブラックで

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ブーツも同様に。

ローズブライトレッドはエアブラシで、グロスブラックは筆塗りです。

とにかくめんどくさがりなので、マスキングは極力避けて、筆でぬれるところは筆で塗ってしまいます。(そのせいで境界線はちょっとゆがんでいるんですが…。)

 

次はお顔。

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klondikeさんのキットを作成されている方は大体顔の塗装、それも瞳の塗装が尋常じゃなく上手なのですが、私はこれで限界です。。どうしても「書きました」という感じがぬぐえず、透明感のある瞳をかいてみたいのですが、まだまだ練習ですねぇ…。

 

背中の塗装に行きます。

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今回も肌の色はラスキウスを使っています。ベースのホワイトピーチを塗った後です。

この後、クリアーペールレッドで赤みを入れています。

この背中だけはマスキングが避けられなかったので、どういう風にマスキングするか迷いました。

で、結局マスキングゾルを使用しました。局面なのでテープはちょっと心配。なのでゾルを使用しました。

ただ、このマスキングゾルもはずすときにゾルが残らないか心配だったりするのですが。

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お尻もマスキングゾルで。

この後、ローズブライトレッドで塗装です。

 

ハイライトもほしかったので、ウェザリングカラーのペールオレンジを乗せておきます。

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この後、帽子や台座、髪の塗装をして完成させました。

完成回は次回になります。それではまた。