夏季休暇が終わってそろそろ一週間、ようやく夏休みボケが抜けてきたような気がします。
今回は夏季休暇中に作成したグリズリーパンダさんの女戦士Aを紹介したいと思います。
ガレージキットディーラーの中でも著名な方で、ワンフェスではいつも長蛇の列を形成されている有名ディーラーさんのガレキです。
ここ数年でオリジナルのガレキをいくつか出しており、もれなくどれも購入しているのですが、今回は初心者用という女戦士Aを作成しました。
初心者用という事だけあって、パーツは最低限、そして軸うちしやすいようにしっかりダボもあり、これまで作ったどのガレージキットよりも組み立てやすかったです。
頭は鎧なので、瞳塗装しなくていいのも、塗装へのハードルが低くてよいです。
そもそもグリパンさんのガレキは基本瞳デカールもついているので、もともとハードルが低いのですが、それさえもなくしたのは、初心者用というとことに徹底しているキットだからなのかなと思いました。
そういった配慮がありながらも、シンプルな造形ではありますが、肌塗装をしたくなるようなむっちりとしたボディになっていて、しっかり塗装を楽しめるようになっているのがすごいですね。
夏季休暇で時間もありましたので、休み中はこのキットにほぼ時間を費やしていました。今回は鎧の塗装までを紹介したいと思います。
鎧部分は後で派手目に汚し塗装ができるよう、500番の缶サフをかなり遠くから吹き付け、ざらつかせておきました。ジェッソでもいいのですが、ジェッソだとちょっと粒子がデカすぎるかなと思ったからです。
鎧はこれまで戦車模型で行ってきたように、まずはブルー(ブルーFS15050)で塗装し、その後、水色の様なライトブルーを薄く吹きかけています。
3号戦車を作成した際、青から立ち上げ、その後の汚しを経て、若干青味のある鉄の質感を表現することができたので、それと同じことをしました。
ただし、3号戦車の時はミディアムブルーでしたので、さらに鉄の中の青味を際立たせるため、今回はライトブルーで塗っています。
ウェザリングカラーのステインブラウンと、ラストオレンジを適当において、溶剤でぼかしていきます。
また、ファレホのアズールでドライブラシを行い、リベットや凸の部分を際立たせていきます。
つや消しを吹いたら、若干、フィルタリキッドのレイヤーバイオレットなどで青色の単調さをなくしていきます。
これを納得いくまで繰り返し、すべてのパーツで行いました。
最終的にシルバーでさらにドライブラシをしたり、リアルタッチマーカーでちょっと寂れた感じの表現も入れているのですが、それ次回の完成回で紹介したいと思います。
それでは。