やすあがりな模型基地

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プラモデル・ガレージキットの制作過程を記録しておくためのブログ。難しいことは一切できない。でもいいじゃない、楽しければ。そんな感じ。

アトリエイット ガスマスク (完成)

アトリエイットさんのガスマスクを塗りました。今回はいきなりギャラリーから。

 

原型は林浩己さんということで、このサイズでもさすがの造形です。

 

スケールは1/35なんですが、タミヤの1/35のフィギュアと比べても一回り小さいように感じます。

このサイズの小ささと造形の良さにビビってしまってしばらく積んでいたのですが、ノクターナモデルを塗った後に雰囲気が良い感じのビネットをもう一個作りたくなって、積みの山から救出してきました。

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セーラー服とガスマスクってまったく合わなそうな組み合わせなんですが、組み合わせるとインパクトがありますね。

造形はもちろん凄いのですが、こういった組み合わせが思いつく所もまた驚かされます。

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このガスマスク少女はちらほら完成品も見るのですが、どうやって瞳を塗っているのか不思議でたまりません…。

私はタミヤの1/35フィギュアですらまともに瞳を塗ることができないので、ガスマスクは接着し、瞳はピンクブラウンのエナメルで染めるだけにとどめています。(写真だと見えないんですが)

撮影していると、パーティングラインが消えてなかったり、塗装のはみだしなど荒さが目立つので、あまり近づいて撮影してません(苦笑)

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今回もビネット仕立てで、完全に雰囲気重視です。

タミヤの1/48の道標セットの街灯と、ガスマスクJKの意味深な雰囲気がピッタリだったので組み合わせています。

 

土台はタミヤの情景シートを使おうと思ったのですが、プラストラクトからプラ板のパターンシートが出ていることを知ってこちらを使っています。

種類とサイズが豊富で未塗装なので好きに塗装できる点が良いですね。

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今回は雰囲気重視ということで、簡素なビネットではあるのですが、情景をイメージして形にするのは楽しいですね。

今度はフィギュア単体でアップで見れるよう、腕を上げてリベンジしてみたいです。

ということで、アトリエイットさんのガスマスクでした。

それではまた。

海の子 ~Sea child〜 (完成)

だんだん寒くなってきて、朝起きるのがしんどくなってきました。

去年に比べるとまだ気温は高い方だと思うのですが、それでも朝は寒いですね。

 

今回はこちらで販売しているまぎーさんという方のオリジナルバストキット「海の子 ~Sea child〜」を塗装しました。

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独特な世界観のあるバストキットで、購入してから塗ろう塗ろうと思っていたのですが、気が付いたら年の瀬になっていました。

最近は制作ペースも上がって、ちょこちょこ裏で進めているプラモやガレキも多く、この海の子も他のキットの作成の合間で進めていました。

 

貫きはとてもきれいです。

ボディには若干のパーティングラインがありましたが、処理をしたのはそこくらいでした

髪の毛に微細気泡がありましたが、巻貝でほぼ隠れるので、処理はしていません。

(めんどくさがり屋の私の悪いところですね)

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この後はNAZCAのピンクサフを吹いて、肌塗装です。

今回はラスキウスシリーズによるエアブラシ。

ホントこのシリーズなかったら肌塗装はうまく行ってなかったと思うくらい、重宝しています。

ベースのホワイトピーチを塗った後、クリアーペールレッドで陰になる部分を塗装し、全体をコートしていきます。

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若干NAZCAのピンクサフを透けさせるような感じにして赤みが強めの肌にしたつもりです。

 

写真だとあんまり変化がないのですが、この後ペールブラウンも使ってさらに影の部分と全体を軽くコートしています。

ブラウンが入ることで、より血色良い肌になっているような気がしています。

あんまり吹いてしまうと褐色のような肌になってしまうので、ホントに薄く吹いています。

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残りは一気にギャラリーです。

 

最初は肌の塗装に注力していたのですが、冒頭でも書いた通り

台座やサンゴ、頭の巻貝含めてまとまった世界観のあるバストキットなので、どうまとめるか悩みました。

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儚い少女のような表情にするつもりだったんですが、困ったような表情になってしまいました。眉を思いっきり八の字で書いてしまったことが原因ですね。。

ただ、まあ見るアングルによっては儚さも出てる…かなと。

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サンゴは朱色で塗っています。これが差し色のつもりなのですが、パンチの効いた色が入って全体がまとまったと自分では思っています。

 

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顔だけの写真。(ちょっと写真小さ目なのは自信のなさの表れです…)

やっぱり一番神経使うのは瞳や眉の塗装ですね。

儚い表情を作りたいというイメージはあっても、それを表現する技術がまだ自分にはないので、まあいつもの事なんですが練習あるのみなんでしょうね…。

 

納得するまでやり直す事もできると思いますが、私の場合やり直し作業は著しくモチベーションを下げ、最悪放置もあり得るので、ある程度のところで折り合いをつけています。

今は比較的制作へのモチベーションが高いので、それを維持したいという自分の気持ちがこうして塗装に反省されたような気がしますね。

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このキットはまとまった世界観も素敵なのですが、もちろん造形も素晴らしいです。

特に背中の造形はすばらしいです。

肩甲骨から背骨のあたりはすごく拘られている所なんだと思いますが、造形に合わせてシャドウを吹きやすいので、後ろ姿もとても気にっています。

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髪の毛についてですが、見本の通りに薄い紫色っぽい色で塗装しています。こちらもラスキウスでライラックとわずかですがピンクパープルを使っています。

また台座は海をイメージしてエメラルドグリーンにしてみました。

こちらはアクリルガッシュによる筆塗装です。伸びが良くて発色もいいので最近気に入っています。

 

頭の貝は何色にするかも悩んだところですが、悩んだ挙句水性ホビーカラーのスモークブルー単色で塗装することにしました。

巻貝というと自分は茶色の縞模様を想像するのですが、茶の縞模様で塗ってしまうとサンゴの赤や台座の緑と相まって、全体的に色が散らばってバランスを崩すような気がしたからです。

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前髪は折れちゃいそうで処理が甘々なのが見て取れるんですが、そこはご容赦ください…。

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ということで、「海の子 ~Sea child〜」でした。

まだまだ私自身のスキルの問題もあるんですが、久しぶりにエアブラシでの肌塗装は楽しかったです。

全体の色のバランスも悪くなく、まとまらせることができたように思います。

またこうしたバストキットは塗装したいですね。

それではまた。

ノクターナモデル ノクターナ ~夜想曲~(完成)

ボークスで購入できるノクターナモデルの「ノクターナ ~夜想曲~」と、同じくボークスから出ている塗るジオを塗装しました。

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台座含めても50ミリない程度(女性は実質30ミリくらいかな?)の非常に小さいミニチュアですが、ストーリー性を感じる造形になっています。風でなびいているドレスの感じが最高にいいです。

 

ボークスで、このキットと塗るジオを組み合わせた作例を見て、衝動的に購入してしまいました。最近は制作ペースが上がっているのですが、同時に購入ペースも上がってまして、ちょっとでもいいキットを見かけると購入してしまいます。

(おかげで積みが全然減らずです…苦笑)

 

ノクターナと塗るジオの「眺望の岩場」を合わせた状態です。

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塗るジオシリーズもいくつか出ていますが、このサイズのミニチュアとの相性は抜群です。

 

なんとなくミニチュア系ガレキは最初にブラックで塗装し、ハイライトをわかりやすくするために上からホワイトを塗装しているイメージがあるので、それに倣うことにしました。

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塗るジオには前から使いたかったファレホのシーナリーも使っています。

種類が豊富で貼るだけでOKです。粘着力もあるので外れることはなさそうです。

500円という安価にもかかわらず、安っぽさは感じないのでコストパフォーマンスが高いと思います。

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さて、いつもの事ながら、途中の写真がないので残りはギャラリーです。

 

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肌は前回のエストレラと同じ塗料で筆塗りしています。

造形が良いといっても、このサイズは塗り慣れていないので、非常に神経使いました…。

肌のシャドウにはエナメルのピンクブラウンを使用しています。サイズが小さいので、やや濃いめの色のほうが輪郭がくっきりするかなと思ったのですが、ちょっと濃すぎたかもしれません。

 

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ジャケットではクリーム色の様なドレスですが、なんとなくはかない感じを出すなら淡いブルーのような感じだろうと思って、ファレホのPALEBLUEをメインに筆塗りです。

陰になりそうな部分はフィルタリキッドのシェードブルーとマルチホワイトを混ぜたもので塗っています。

 

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台座の塗るジオはグレー塗装した後、ホワイトでドライブラシしてお手軽に済ませています。ファレホのシーナリーが良いアクセントになっていて気に入っています。

 

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サイズの関係上、どうしてもアップで撮影せざるを得ないのですが、肉眼では見えない塗装の荒さが出まくりで、今は遠目で見て雰囲気を味わっています…(汗)

 

ミニチュア塗装で難しいのが、小さすぎて何を塗っているのかわからなくなることだと思うのですが、このキットはシンプルな造形をしているので塗装がしやすかったです。

顔の塗装は瞼を閉じているので、瞳の塗装をする必要がないのがありがたいですね。

そういった点からも割とミニチュア初心者向けなのかなと思っています。

 

場所を取らないのでしばらく机の片隅に置いて、仕事の合間に癒されようと思います。

それではまた。

PFワークス エストレラ Good morning ver.(完成)

今年も残りわずかですね。

最近はようやく制作ペースが元に戻りつつあるので、残り1カ月しかないですが、可能な限り制作ペースを上げて、がつがつ完成品をアップしていきたいと思っています。

 

ということで、スペインのPF(ペドロ・フェルナンデス)ワークスというメーカーのガレージキットを塗装しました。

ボークスで購入できるので、比較的手に入りやすいガレキだと思います。

アニメっぽさもありリアルっぽさもある造形で人によって、塗装の感じで印象が変わりそうな造形をしています。

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今回はエストレラというキャラクターの胸像を塗装しました。

非常にシンプルな造形をしていて、2パーツしかないので即塗装に移れるのが良いですね。

また、ありがたいことに瞳まで造形されているので、瞳の塗装が苦手な私にとってはこういった点もポイント高いです。

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まずは肌を塗装しました。最近はクレオスのラスキウスシリーズで肌を塗装するのですが、筆による肌塗装も練習しておきたかったので、今回はファレホを使いました。

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肌塗装に使った塗料は上記の3つです。基本はハイライトフレッシュで、フレッシュベースを少しずつ足しながら塗装し、陰になる部分にはシャドウフレッシュを使っています。

 

が、正直あんまり陰影を出すことができなくて、単色のシンプルな肌になってしまいました。

どうしても筆によるグラデーションがうまく行かなくて、極端に色が変化するか、単色ぽくなるかを繰り返して、最終的に上記に落ち着きました…。

 

一応この後、エナメルのピンクブラウン等で少し影の色を足したりしていますが、最近はラスキウスに頼りっぱなしだったので、いい経験になりました。

 

残りは一気にギャラリーです。

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ちょうど前回投降したモーブズさんと同時進行だったので、衣装も同じようにアクリルガッシュによる筆塗りで、色ほぼ同じです。

一応、服のしわに合わせて、若干グラデーションはかけているのですが、照明等の関係かあんまりわからないんですよね。肉眼で見ると結構分かりやすくグラデーションをかけているのですが…。

 

面が広いので、シャツをキャンバス代わりにしてイラストを描いたりもできそうですが、私は絵が描けないので、こういう時イラスト書けたらなーと思います。

マシーネンの個性あるデカールとも相性がよさそうですが、ついつい貼りすぎちゃいそうなので、ぐっとこらえてデカールは止めておきました。

 

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PFワークスのエストレラ胸像でした。

こういう胸像系は好きに塗れて楽しめるのが良いですね。他のシリーズもチェックしてまた肌の筆塗装チャレンジしたいところです。

それではまた。

モーブズ 足クロスちゃんとマツダR360

モーブズというガレージキットを塗装しました。

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これはせりさんという方が作られているレジンキットで、せりさんオリジナルのキャラクター達です。

モーブズはモブキャラから来ているそうで、ツイッター上でも数多くの方々作った作品を見ることができます。

モブといいつつも、どのキャラクターも個性があって非常にかわいく、個人個人が自由に塗って楽しめるとてもいいガレージキットです。

 

今回はモーブズの中でも割と新しい「足クロスちゃん」とそれに合わせてオーナーズクラブのマツダR360を作りました。

カーモデルとモーブズの組み合わせはツイッターで見てとても相性がよさそうだったので、私もまねて簡易ビネットにしています。

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車のことは全く詳しくないのですが、モーブズと合いそうで、なんとなくデフォルメカーっぽさもあるこの車をチョイスしています。

 

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今回はデフォルメカーっぽく仕上げたかったので、側面の窓はプラ板でふさぎ、クリアパーツの窓もサフで塗ってしまっています。

内装を作成する手間も省けるので、ここはお手軽に済ませちゃいます。

さすがに歴史のあるキットで、クリアーパーツはバリがすごく、一部パーツは置き換えてます。

 

モーブズ自体は数パーツで簡単に組み立てられますので、残りはギャラリーに行きたいと思います。

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好きに塗れるだけに、どういう色で塗ろうか迷ってしまったのですが、好みの色である朱色っぽい色で塗りました。

 

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今回は初めてアクリルガッシュを使って塗装しています。

なんとなくですが、モーブズはエアブラシで丁寧に塗装するというよりかは筆で塗装するほうが、味が出るような気がしますね。

アクリルガッシュは思っていたよりも速乾で結構筆目も残ってしまっているのですが、そういうのも含めてモーブズとの相性はいいように思います。元がハンドメイドなので、より手作り感が出るからなのかなと勝手に思っています。

 

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カーモデルはモーブズに合うようにだいたい同じ色をチョイス。

台座はタミヤの情景テクスチャーペイント「ダークグレイ」を塗るだけのお手軽制作です。白線を一本引いておけば、道路っぽくなりますね。

速度制限の看板は本来1/48サイズのタミヤ道標セットのものなのですが、雰囲気に合いそうなので、オプションで付けています。

 

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スケール感は完全無視ですが、個人的に悪くないまとまりなんじゃないかと思っています。

今回はカーモデルと組み合わせたのですが、他にもいろいろ組み合わせて楽しめそうな気がしています。

 

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ということで、モーブズとマツダのR360でした。

 

自由な発想で好きに塗れるっていうのはとても気持ちが良いですね。

ものは全く違うのですが、こういう自由さはマシーネンに通ずるものを感じます。

私がこのモーブズに感じた魅力っていうはそういうところもきっと含まれるのだろうと思います。

 

定期的に再販や新作を出されているそうなので、気になった方はぜひ購入してみてください。

それではまた。