やすあがりな模型基地

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プラモデル・ガレージキットの制作過程を記録しておくためのブログ。難しいことは一切できない。でもいいじゃない、楽しければ。そんな感じ。

ニューラリーポーンとヌギカケガール その2(完成)

ニューラリーポーンとヌギカケガールのビネット完成回です。

前回の制作記はこちらからどうぞ。

kzyas.hateblo.jp

ではさっそくギャラリーです。

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格納庫内で補給を受けているようなイメージにしています。

ニューラリーポーンはファイアボールのバーニアを試験的につけた、という設定にしてます。

宇宙用の機体なので、こんなに汚れることもないのでしょうが、ここは自分の性といいますか、久しぶりのマシーネンでちょっと調子に乗って汚しすぎた感はありますね(苦笑)

 

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いつもめんどくさがって、マシーネンの腕、足周りの動力パイプは省いてしまうのですが、グレー単色で仕上げる予定でしたので、差し色を入れるために用意しました。

動力パイプは「自遊自在」というワイヤーを使っています。

塗装時にワイヤーが動かないよう、接着剤を塗布して固定しています。

 

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ビネットはハンズで買った木材にプラ版を接着。タンクはWAVE製です。

タンクからつながっているパイプ類はアルミをまげて使っています。

ビネットにもワンポイントほしかったので、イエローで警戒線ぽいものを入れています。

写真だとわからないのですが、リベットを各所に入れていて、ちょっと錆させています。

 

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バーニアを付けたことでボリューム感が出てカッコイイニューラリーポーンになったと思います。

今回、ビネットも、ニューラリーポーンも過度に汚している為、対照的にヌギカケガールは気持ち明るめに塗っています。

前回塗装した際はシャドウがテカっていたりとせっかくの造形の良さを殺してしまったため、今回はその反省を踏まえて塗装しました。

 

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先ほども書きましたが、全体的に暗めのトーンの中でこのフィギュアだけはちょっと明るめに。

このつなぎのしわの感じが絶妙で、軽くドライブラシをするだけでも自然と色が乗り、塗装を楽しくさせてくれます。

どうしてもこのサイズの塗装は勇気がいるというか、気合を入れる必要があるのですが、造形の良さに身(筆?)を任せれば、塗っていけるのでありがたいですね。

サイトウヒールさん原形のフィギュアはどれもそうなんですが、どこから見ても絵になるので、見ているだけでも楽しいです。

 

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マシーネンは単体で仕上げても楽しいですが、フィギュアが一体あるだけでいろいろ想像できて楽しいですね。

 

というところで、今回はここまでです。

ヒラメキガールも残っているので、何かと合わせたいところですが、いろいろと仕掛品が多いので、どうしたものかなと考えているところです。

それではまた

ニューラリーポーンとヌギカケガール その1

久しぶりのマシーネンです。今回も以前作成したマシーネンの塗り直しです。

ちょうどマシーネンを始めたころに完成させたキットをサフで塗りつぶして再塗装していきます。

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気が付けばマシーネンとの付き合いも6年になるんですね。

この時期はラプター、シーピッグ、そしてこのニューラリーポーンあたりが入手しやすかった記憶です。

ライトグレーのサフでデカールごと全部塗りつぶし、最近戦車模型でキャンバスシート作成に使っているタミヤの樹脂粘土を使った関節シーリングをしました。

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エポパテと違って混ぜる手間がなく、エポパテのように使え、べたつきもないので非常に使いやすいです。

ただ、パテと違って粘土ですので、接着性はありません。

なので、ある程度しわを作ったら接着剤を薄く塗り、瞬間硬化剤で固めました。

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エポパテと樹脂粘土、どちらでシーリングを作るかは迷うところですが、樹脂粘土のほうがお手軽さがあるような気がするので、今のところシーリング作成においてはこちらに軍配が上がっています。

 

ここからグレーで塗装し始めたのですが、背中がさみしい気がしたので、急遽バーニアパーツを移植することにしました。塗装してから改造なんてまったく計画性がありません(笑)

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背中を削って、シアノンやプラバン等で埋めて、ファイアボールのバーニアパーツを接着しています。

バーニアのエンジン部分はSAFS系に合わせて丸くなっているので、多少削ったりしながら、接着をしていきます。

 

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再度グレーサフを吹いて、タイヤブラックを吹いたところです。

左肩にはプラウラーのレドームもくっつけて、ボリュームのあるニューラリーポーンになってきました。

ちなみに左肩のレドーム、バーニアパーツはこの時作成したプラウラーを分解して移植しています。

kzyas.hateblo.jp完成品をばらすのはちょっともったいないのですが、今回のニューラリーポーンも含め、最近は過去に作ったマシーネンでは物足りなくなってきているので、バラして別のマシーネンのパーツとして使ったり、組み替えたりしています。

 

マシーネンもやるならフィギュアもねってことで、以前作成したサイトウヒールさん原形のヌギカケガール&ヒラメキガールもペイントリムーバーに入れて再塗装です。

どうしても塗料がちょっと残っちゃうのですが、強引にサフで隠します(苦笑)

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フィギュアも塗るならビネットにしたいなーということで、これまた予定にはなかったのですが、急遽ビネットに。

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格納庫内部の一角という設定です。パイプ類はアルミや真鍮を使っています。

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塗装はラッカーのニュートラルグレーなどで塗装。

この後、毎度のことながら激しく汚しをするので、気持ち明るめのグレーで塗っています。

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パイプ類は朱色で差し色代わりです。

 

というところで今回はここまでです。次回は完成ギャラリーです。それでは。

タミヤ 38(t) [1/48] (完成)

シャーマンに引き続いてタミヤの38tも制作しました。

前回の記事でも紹介したのですが、プロモデラーの金子さんによるテクニック講座で使われているキットがこの38tで、塗装の練習用にと買っておいたものです。

 

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いざ組んでみるとこれが結構かっこよくて2個購入してしまいました。

組み立ては転輪が少ないのは楽ですが、履帯が小さいので少々手こずってしまい、ガタついてしまいました…。

特徴的なリベットがとてもいいんですよね。この時点で絶対ドライブラシが楽しいだろうことは想像できます。

ひとまず、オキサイドレットとタイヤブラックで下地塗装しています。今回はタイヤブラックで塗装したものを使いました。

 

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今回も簡易ビネット仕上げです。

丁度前回の冬季迷彩シャーマン完成直後に仕掛かったので、当初はこれも雪のビネットにしようかと思っていました。

その為、この段階ではフィギュアがコートを着ているのですが、途中でこのサイズのフィギュアの塗装2体はちょっとしんどいかなと思ってやめています(苦笑)

 

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ほとんど計画性がない状態で進めているので、途中で荷物を乗っけたり、地面の色も塗りながら調整している感じです。

失敗しても上から塗りなおせばいいかというマシーネン的な考えなので、サイズも相まってかなり気が楽に塗装できます。

 

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ドイツの戦車なので、ジャーマングレーを購入しておいたのですが、タイヤブラックとあまり色が変わらず、汚しも映えないので、ニュートラルグレーなどの明るいグレーを使っています。

写真だと結構青っぽく見えるんですが、実際にはここまで青味は出ていないです。

 

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とりあえず、タミヤの道標セットが余っていたので、勢いで看板も設置しました。

ドクロは看板はプラモデル講座の情景製作編で出てきたものをマネしています。

私はマシーネンのデカールを適当に流用しています。

シャーマンの時にやった泥はね表現をもう一回やってみたくて、泥の飛沫を付けているのですが、ちょっとわざとらしすぎましたね…。

 

www.youtube.com

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フィギュアはこのサイズなので、肌をファレホで適当に塗り、軍服はウェザリングマスターEセットの「グレイ」でドライブラシしてるだけのお手軽仕上げです。

 

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キャンバスシート作成は前回のシャーマン制作時と同じやり方です。

泥はね表現もそうなんですが、同じ表現はハマると何度もやりたくなるので、戦車模型製作時には今後もこのシートが登場するような気がします(笑)

 

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ということで38tでした。オキサイドレットのほうはまたしばらくしてから塗るとして、他にも仮組状態の48戦車が大量にあるので、また別の戦車が登場するかもしれません。

それではまた。

タミヤ M4A1 シャーマンを冬季迷彩で塗りなおした

先日作成したシャーマンを冬季迷彩で塗りなおしました。

kzyas.hateblo.jp

仮組した冬の森の女王タミヤの48シリーズ戦車等々、大量にお手付き品があるのですが、なんだが無性に冬季迷彩を塗装したくなりまして、半ば衝動的に再塗装することにしました。

なので途中の写真はほぼなくギャラリーになります。

 

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冬季迷彩はよくあるアルコール落とし技法で行いました。

タミヤカラーのフラットホワイトを薄く吹いて、アルコールで適度にふき取るというものですね。

あんまり白いとシャーマンぽくないような気がしたので、かなり薄く吹いているのと汚しもさらに追加している為、写真で見るとそこまで冬季迷彩っぽい感じはないかもしれません。

 

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汚しはいつも通りで油彩やウェザリングカラーを使っています。

筆に塗料を含ませて、調色スティックではじいて泥が跳ねた表現も加えてみました。今回初めてやったのですが、うまく行ったような気がします。

錆表現が大好きなのでどうしても過度にやってしまいますね。イマイチどこら辺が錆るのかよくわかってないので、雰囲気でやってしまっています。

 

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ちょっと後ろがさみしいので、荷物も追加しました。

キャンバスシートはタミヤの樹脂粘土で作っています。

これはプロモデラーの金子さんによるテクニック講座で知ったのですが、とても分かりやすく、とても勉強になりました。

詳しくは次の動画をご覧ください。

www.youtube.com

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ホントはロープで荷物をくくりたかったのですが、このサイズだとどういう素材の紐を用意していいかよくわからず、今回はそこまで拘ってもいないので、ちょっと妥協しちゃいました。

 

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冬季迷彩ついでに久しぶりに雪の簡易ビネットも作成しました。

一時、雪のビネットばっかり作っていた時期もあったのですが、この時は重曹で雪を作っていました。

今回はタミヤから出ている情景テクスチャーペイントを使っています。正直自作の重曹より使いやすいですね。アクリル塗料で自在に薄めることが来ますし、処理も楽なので、今後は素直にこれを使おうと思います(苦笑)

雪の乗せ方がちょっと不自然な部分もあるかもしれませんが、まあそこは雰囲気重視ということで、このあたりも大目に見てください…。

 

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妥協した部分も多いのですが、アルコール落としや泥はね表現、キャンバスシート作成等、ちょっとしたことですが初めてやったことも多く、久しぶりにビネットも作れて大変満足です。

ということで、シャーマンの冬季迷彩、再塗装編でした。ではまた。

植物少女園 冬の森の女王 仮組編

植物少女園さんの冬の森の女王を購入しました。

原型は石長 櫻子さんという方で、どれも素晴らしい作品を創作されるている方です。

 

冬の森の女王は私の記憶が正しければ、何度かBOOTHで受注をしていたのですが、

購入しても作り切れるかどうか迷っており、そうこうしている内にタイミングを逃してしまっていました。

shokuen.booth.pmこれまでもこの方ガレキをいくつか購入させていただきましたが、造形がすごいだけに慄いてしまって、箱にしまっている状態が続いちゃってます。。。

が、やっぱりほしい物は欲しいってことで、今回意を決して今回購入しました。

結論だけ書くとやっぱり購入してよかったと思います!

 

ガレキは買ったらまずパーツチェックをするのですが、パーツを見ていると、組み立てる意欲が出てきて、今回仮組だけしました。

 

まあ、私のブログよりもご本人様のブログに組み立てのポイントが載っていますので、組み立ての参考をされる場合は、以下をご覧になったほうが早いです。

shokuen.com

 

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重厚感のある箱と、完成品の写真が数枚付いています。

あと嬉しいのが、手書きのカードが付いていることです。

隠していますが、私の名前が書いてあって、これを一枚一枚描くのも結構な労力だと思うですが、それだけにすごい熱量を感じますね。

 

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顔はすごいシャープな作りです。

石長さん原形のガレキはどれも顔がシャープでステキなのですが、塗装をしてなくてもおなか一杯になるくらい美しい造形ですよね。

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(もうちょっときれいな背景で撮ればよかったんですけど)顔の造形も美しいのですが、ボディの造形もこの方の魅力的な造形です。

指はすらっと長くなっていて、ちょっと獣感があるんですけど、肢体の美しさと相まって独特の雰囲気があります。

 

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現物見るまで気が付かなかったのですが、実は足先は左右で違うんですね。

先ほどの左腕もそうですが、体の半分は獣?っぽさがありますね。

 

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背中もきれいです。背中に穴が開いているのですが、これはマントにくっつけるための穴になっています。

 

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巨大なマントです。で、でかい…。

すでに組み立てたあとなんですが、マントは2分割されています。さすがにこのデカさなので、若干の歪みはどうしても出ちゃいますね。

最初は裾の部分が浮いていて、パーツ同士もぴったり合わなかったので、私はかなり大きいタッパーを用意して、そこに熱湯を浅めに入れ、多少強引にゆがみを直しました。

 

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隙間はシアノンで埋めて、現在せこせことやすり掛け中ですが、この部分は長い髪で隠れる部分でもあるので、最悪荒くてもまあいいかなと思ったりしています。

 

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本体背中の穴とこのマントの穴で体を支える形です。私は1.2㎜の真鍮を使っていますが、この辺りは好みでしょうかね。

マント側にもへこみがあるので、あたりはつけやすく特に困る部分はありませんでした。現状接着剤も使っていませんが、ちゃんと固定されていて安定感があります。

 

のこりは仮組した状態でいくつか撮影したギャラリーです。バリ取りや表面処理はまだなのでそこはご容赦を…。

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マントがデカいというのありますが、結構な迫力があります。

とりあえず今部屋の目立つところに飾っているのですが、すごい存在感です(笑)

 

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マフラー上のものは複雑そうですが、ご本人様のサイトに組み立て方法載ってますので、簡単に組み立てられます。

この顔をうまく塗装できるのかどうか、今からドキドキと不安が混じっております。

 

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長い杖の様なものは1パーツになっています。

杖は持つ箇所が若干他より細いので、かっちりつかめるようになっています。

 

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背中です。やはりある程度髪の毛でマントの合わせ目部分が隠れる感じなので、最悪上半分はごまかす方向で…。。

 

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ということで、仮組編の冬の森の女王でした。

大きいパーツもありますが、もともとのパーツ数は少なく、抜きもきれいですので、ガレキではありますが、そこら辺のプラモデルより組みやすいと感じています。

できれば年内に完成できないかなーと思っていたりしますが、いやあこの大作を塗装する勇気がいつ私に出てくるのかって所でしょうか。

この状態でもかなりの満足感があるので、しばらく眺めつつどう塗るか考えてみたいと思います。

 

それではまた。