やすあがりな模型基地

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プラモデル・ガレージキットの制作過程を記録しておくためのブログ。難しいことは一切できない。でもいいじゃない、楽しければ。そんな感じ。

SAFS A8/R8 完成(WAVE版)

こんにちは。

WAVE版のSAFS A8/R8を作りました。

以前にも作成したことがあり、こちらはラブラブガーデンさんから出ていたガレージキットになります。

kzyas.hateblo.jp

てっきり、レジンで出ているものなので、インジェクションでは出ないと思っていたのですが、このキットまでインジェクションで出してくれるとは、いやぁWAVEさんには感謝ですね。

 

nippperのレビュー記事も素晴らしいのでぜひ見てほしいですね。

nippper.com

A8/R8は行ってしまえばSAFSの増加装甲版なんですが、通常のSAFSとはかなり印象が違うと思います。

頭や胸、背中に装甲が追加されているのですが、かなりマッシブになっておりパワフルです。

 

また、なんといっても根性棒がロマンですよね~。

PINKTANKさんからもAFS用の根性棒が発売されていますが、今回のキットに付属しているものは一回り大きくなっていて、これだけ単品でほしいくらいです。

それと今回のキットは肩アーマーにおまけもついているという事で、非常に良いキットです。

 

発売してすぐ仮組をしました。

足のパーツはポリパーツ間違えて逆にハメてしまったので、ジャンクのキットから流用しちゃいました。

肩アーマーはまたカッコいいんですよねー。

 

途中の写真はないですが、後は完成ギャラリーです。

 

当然(?)複数買いなので、一気にに2つ紹介しちゃいます。

 

 

塗装が久しぶりという事もあって、まず一体目は去年よく使っていた青単色で攻めることにしました。

ただ、単色塗装ってどうしても単調になるので、できるだけ意図的にムラを入れることで単調さを消したつもりです。



黒背景だとうまく撮影ができなかったのですが、一枚だけまともそうなのがあったので載せておきます。

 

使用した色はGSIクレオスの水性ホビーカラーのジャーマングレーです。

このグレーはちょっと青味があり、少しクリアーブルーを含ませると良い感じになります。

フィルターリキッドのブルーでさらにフィルタリングしているのでグレーっぽさは無いのですが、重厚感ある青になって凄く好みの色になります。

 

台座は木のブロックにワトコオイルの塗るだけでも良いのですが、もうちょっと作品全体に色が欲しくなってしまい、けど本体には色を追加してくないってことで、ファレホのシーナリー(緑)をちょっとアクセントに入れることにしました。

足元はもっと派手に汚れるんでしょうけど、砂ぼこりとブルーの塗装が邪魔しそうで、塩梅が難しかったですね。



こちらはハッチオープンにして、肩アーマー4枚の重装備です。

肩アーマー4枚はホビージャパンの作例にちょろっと出ているのですが、まあそれがカッコ良すぎて真似てしまいました。

 

 

以前作成したA8/R8も赤い塗装だったのですが、今見るとちょっと単調すぎて微妙だなと感じてしまいました。

なので、今回はあずき色、朱色、それからイエローを部分的にたたくようにして塗り重ねて、単調さを消したつもりです。

 


やっぱり面が広いとデカールを貼りたくなっちゃいます。

今回もノーズアートデカールを使用しています。それだけだと寂しいのでアシッドバッファーゾーンのデカールと組み合わせています。

ヘッドはサイトウヒールさん原形のもので結構前に発売されたヘッドセットから使っています。

 

 

モニターにはシタデルのコントラストカラーを使っています。

緑の蛍光グリーンの様な塗料はTESSERACT GLOWという塗料で、下地に白を塗っておくことでいかにも発行しているような表現ができます。これはすごい塗料ですね。

 

足元は先の青いA8/R8と同様、アクセントになるようにシーナリーを置いています。

 

いつもだとウェザリングカラーのブラウン系や油絵具等でサビを加えるのが私の鉄板なんですが、今回はあえて使うのを止めてみました。

やっぱりこれらの色を使うと、私の場合やりすぎて色の鮮やかさが無くなってしまうので、陰の色や縁のダメージっぽい色は紫や濃いめの青色を使っています。

特に、リアルタッチマーカーのブルーとレッドが良い感じです。

これらはぼかしペンで簡単にぼかせますし、ブルーは濃いめのブルーで影の色を塗るのに重宝します。レッドは紫よりなので、赤色の中にちょっとムラが欲しいときにぼかして使っています。

 

 

ということでかなり久しぶりの更新でした。

今年は海洋堂からキュスターセットも出ていますし、今度ファイアボールSGも出るのでまだまだマシーネン熱が下がることはなさそうです。

それではまた。

LOVE LOVE GARDEN 新作とSPACE OIRAN 一輪挿し

少し前になりますが、サイトウヒールさん原形の新作ガレージキットと、再販のカンガルーガール”ジュリア"が届きました。

 

"a portrait of the moon"は名前の通り、月をイメージされたバストキットになっているようです。これは予約してから来るまで、めちゃめちゃ楽しみにしていました。

これまでヒールさん原形のガレキは1/20スケールがほとんどで、「ここでバストキットか!」とテンションが上がりまくりなんですが、新作はもう一個あるという事でさらにテンション爆上げです。

 

もう一つの"KIRIN"は躍動感あふれるキットになっていて、塗装もしていないのにこの存在感です。

こちらもこれまでとは異なるスケールで、1/20でも十分な存在感のあるヒールさんの造形がこのスケールで見られることにとても感動しています。

さあ、早速塗装だ!とはならず、この原形のすばらしさですから、とにもかくにも塗るのに勇気がいるですよね…。

私が塗るよりこの状態で完成でいいじゃん…、みたいな、それだけビビっちゃう造形です。

 

という事で、いきなりこれらを塗る度胸はないので、以前塗ったことのある「SPACE OIRAN 一輪挿し ver」を塗ることにしました。

kzyas.hateblo.jp

過去にふたつ塗装しているのですが、セールなどのタイミングを狙って複数個購入しておきました。

この一輪挿しで改めてヒールさんの造形を楽しむとともに、新作への意欲を高めようという目的です。

 

ということで、残りはギャラリーです。

肌塗装は最近作ったノクターナモデルの「輪廻」「忘却」と同様にファレホのマリフィックフレッシュセットを使用しています。

こういった、神秘的な造形との相性が良すぎて最近ずっとこれを使っていますね。

 

過去作成したふたつは赤、緑と塗っているので、今回は青で塗ることは決まっていました。(まあ最近ほとんど作品が青いんですが。)

神秘的な造形とはとてもマッチしているように思います。

 

足の部分からのうねりのある造形は何をどう塗ったらいいのか、迷いながらの塗装なので、未だにこれでいいのか正解がわかりません…。

私の語彙力ではなんと表現したらいいのかわかりませんが、魅力的なポージングと相まって、これほどまでに絵になるガレージキットもそうそうないと思います。

 

最後はこれまでの花魁集合して終わりたいと思います。

早いところ新作にも手を付けたいところですね。

それでは、また。

ノクターナモデル リング・オブ・ソウル ~輪廻~(完成)

フォーガットンに続いて、ノクターナモデルのリング・オブ・ソウルを塗装しました。

 

こちらも、幻想的な造形で素晴らしいです…!

パーツ数は多くないので、組み立ては難しくないと思いますが、本体と台座のすり合わせがちょっとだけ難しいかもしれません。

 

きちんと途中の写真も残しておこうと思ったのですが、気が付いたら夢中で塗装していたので、途中の記録は下の一枚だけでした…。

画像はサーフェーサーを吹いた後、ラッカーのティターンズブルーで下地塗装をし、ファレホのマリフィックフレッシュセットで肌を塗装した後です。

赤みのある肌塗装ばかりだったので、青味(?)というか灰色っぽい肌塗装が楽しくてしょうがないです。

 

前回のフォーガットンでも書いたのですが、膝を抱えているポーズがとてもいいです。

独特な装飾品で目隠ししていますが、目隠しするだけで神秘性がマシマシになっていますね。

 

神秘的な女性とは対照に、台座になっているドクロがまたダークファンタジーの雰囲気を感じさせてくれますね。こういうのはホント弱いんですよね…。

 

肌は先ほども書いた通り、ファレホのマリフィックフレッシュセットを使っているのですが、フィルターリキッドのレイヤーバイオレットでわずかにフィルタリングしています。

ガンダムマーカーからリアルタッチマーカーのブルーも使っており、青味のある肌に仕上げたつもりです。

梨地のようになっているのは、500番の缶サフをかなり遠くから吹き付け、さらにつや消しスプレーもあえて遠くから吹き付けているからです。

できるだけフィルターリキッドが乗りやすいに梨地っぽくしているんですが、個人的にはいい感じに色が乗っているかなと思っています。

 

背中の造形も見事ですね。とくに大太刀の装飾が素晴らしいです。

軽くドライブラシをするだけで、ぐっと見栄えます。触手のようなものはアクセントになるように、グラデーションをきつめにかけてみました。

 

最後はフォーガットンとセットで。

とても絵になるこのキット、非常に私好みの造形で一気に塗ってしまったのですが、もっと味わって塗るべきだったかなぁと若干後悔すらしています(笑)

 

それでは、また。

ノクターナモデル フォーガットン ~忘却~(完成)

ノクターナモデルのフォーガットンを塗装しました。

 

ノクターナモデルのキットは「ノクターナ ~夜想曲~」を作って以来になります。

kzyas.hateblo.jp

「ノクターナ ~夜想曲~」は50mmの小さいミニチュアでしたが、今回のフォーガットンは1/20サイズとちょっと大きめ。

台座も含まれているので、サイズ以上に存在感を感じます。

 

このフォーガットンは造形はもちろん素晴らしいのですが、ダークファンタジーらしい雰囲気がびんびんに感じられて素晴らしいです。

羽(?)や頭の造形が非常に目を引きますね~。


未塗装の状態。パーツ数は少ないので組み立ては苦ではありませんでした。

なかなか塗装に踏み切るまでに勇気が必要だったので、しばらくこの状態で眺めていました。

 

肌の塗装はとても上手く行きました。

これは深夜の蛾嬢でも使ったファレホのマリフィックフレッシュセットを使っています。幻想的な雰囲気のあるダークファンタジー系のキットとは相性が抜群です。

ファレホでの塗装後、フィルターリキッドのシェードブルーでフィルタリングもしているので、ちょっと青味のある感じにしています。

ファレホ以外にもガンダムマーカーのリアルタッチブルーも使用しています。

陰になる部分に色を乗せて、ぼかしペンでぼかしています。

 

膝を抱えるポーズってなんかいいですよね。

説明書などが入っているわけではないので、どういった設定なのかは作る側にゆだねられているように思います。「忘却」というキット名にすべてを込めた感じなんでしょうか…。そういった点も意味深でいいですね。

 

膝を抱えているので、本体は5cmくらいですが、台座も含めると10cm弱あるので、存在感があります。

 

水面の台座もしっかり作られていますし、本体が乗っている支柱もカッコ良いですね。

フォーガットンが手をかざしている丸みのある物体(?)は心臓のようにも見えるのですが、どうなんでしょう…?

 

台座は普段、東急ハンズで適当に買ってくるのですが、今回はクレオスの木製台座を買ってきました。

これがびっくりするくらいサイズぴったりで、このキット用なんじゃないかと思うくらいでした(笑)

 

ノクターナモデルからもう一体制作中のものがあるので、そちらもアップしたいと思います。

それでは、また。

青い肌を塗装したい ~左手工房 深夜の蛾嬢~

ここ最近は青色を使うことが多いのですが、青い肌にも挑戦したくなってファレホのマリフィックフレッシュセットを買ってきました。

青色というか紫っぽい色調のセットではあるのですが、これを使用して左手工房さんの深夜の蛾嬢を筆塗りしました。

 

このセットにはベース、シャドウ、ハイライトを入れる順番が記載されているのでそれを参考に塗ってみました。

普段、肌色はラスキウスシリーズを使用して、エアブラシで赤みの強い肌にするんですが、いつもと違う色、いつもと違うやり方で行う塗装は、デキはともかくとして非常に新鮮で楽しいです。

 

今回、青い肌の塗装以外にやりたいことがあって、色鉛筆を使って瞳の書き込みをしています。

たまたまツイッターで瞳の書き込みを色鉛筆で行っている人がいたのですが、思っていたよりも発色が良かったので、それなら私もやってみようという事で、少しお高めの色鉛筆を買ってきました。

まあ、筆の時とそんなにクオリティは変わらないような気もするのですが、書き込みのしやすさは筆よりも断然やりやすかったです。

サイズが小さいものは筆でないと書き込めないとは思うのですが、程よい大きさの胸像は色鉛筆のほうがコントロールしやすい(というより、多分私の筆のコントロールが恐ろしく悪い)ので他にもいろいろ試してみようと思っています。

 

 

左手工房さんのバストキットはどれも魅力的なのですが、この蛾嬢は非常に好みの造形をしています。

通常のバストキットは正面を向いていると思うのですが、このキットは左を向いているところがこのキットの可愛さ、魅力になっているような気がします。

適度に肌面積も多いので、こういった肌塗装の練習にも、とてもいいのではと思っています。

 

ということで、このキットは2個買っていたので、もう一個紹介します。


こちらはいつも通り、ラスキウスシリーズによるエアブラシ塗装です。

いつも通りやり方は新鮮みはないですが、うまく行くだろうという気持ちがあるので、安心しますね。

2個いっぺんに塗っていたので、対比する形でこちらは赤みの強い肌にしています。

正直、こちらの緑の方は青の蛾嬢の引き立て役みたいな感じで塗っていたのですが、こうして並べると甲乙つけ難いなあと思ってしまいます。

造形の良さと手ごろなサイズ感でとてもおすすめです。

それでは、また。