こんにちは。
昨年末に完成した、ぐらまにさんの「動く廃墟 エレヂング」を紹介します。
「その1」からなんと3年以上経ってしまいました。
大体、途中で更新が途絶えたキットはそのまま放置することが多いのですが、ふと思い出して再開しました。
せっかく素敵なガレージキットだったのに今の今まで放置していたなんて、ちょっともったいないことをしてましたね…。
前回はマホガニーによる下地まで塗装していたので、ニュートラルグレー等のグレー系統の塗料をたたく感じで塗装し始めました。
今回はラッカーによる塗装なので、ランダムに色が混ざればいいなーという適当な感覚で塗っています。
キットには紙製の手すりが付属していたのですが、もう数年前の事ですのでどこかに行ってしまい、艦船模型用の手すりを屋上(?)に接着しました。
残りは全部ギャラリーに行きたいと思います。
もともとエレヂング単体で完成させようかと思っていたのですが、昨年12月中旬ごろに発売された、ジオラマテクニックバイブルに強い刺激を受けて、切り株を使ったビネットにすることにしました。
切り株自体は結構たくさん買っていたのですが、どうも持て余していまして、そんなときこの本に丁度いい作例が載っていたので、かなり参考にさせていただきました。
汚しはいつも通り、ウェザリングカラーを使用しています。
下地にジェッソを使って表面を荒らしていますので、いい塩梅に古びた感じが表現できたのではないかと思っています。
錆表現が好きなので、もっと錆させるか迷ったのですが、あまり赤系統の色を入れてしまうとビネットにした際に極端に目立つような気がしたので、最低限にしているつもりです。
樹木はオランダドライフラワーと軸に各種プランツを適当にくっつけています。
また、本体に張り付いているのはツタのつもりなのですが、こちらはマットメディウムと各種プランツを混ぜたものを本体にくっつけています。
(このあたりはジオラマテクニックバイブルにも載っていますので、ぜひ購入してみていただきたいです…!)
面が広いと、ついついどこかにデカールを貼りたくなるのですが、グリーンスタッフワールドからポスターのデカールが出ているので、これを使用しました。
今は廃墟となってしまったけど、昔は栄えていて、その時の看板(という扱いにしてます)が残っているということにしてます。
ポスターデカール自体がちょっと古い感じで表現されているので、自然な感じで馴染んだかなと思っています。
屋上は一番目立つところなので、大きめのオランダドライフラワーを使ってデカい樹木を作りました。
分かりにくいのですが、手すりはガイアノーツの赤さび、黄さびで錆させています。
後ろ(お尻?)もがっつり汚しをしていますが、プランツやシーナリーを使って緑を植えています。またジェッソで表面を荒くしているのが良く出ていて、地味にお気に入りのアングルです。
とにかくこの樹木を作るのが楽しすぎて、夢中でやってしまいました。
一応2種類のプランツを使って樹木を作っており、単調にならないようにしたのですが、もう少し、グラデーションぽく作ったほうが絵になったかもしれません。
廃墟の下は湿った道のようにしたつもりです。なんとなくストーリー性が出るかなと。
地面はウェザリングペーストのウェットクリアーを使って、湿った地面を表現しています。
最後はいろんな角度からのギャラリーで締めたいと思います。
ということで、完成までかなり長い事かかってしまいましたが、動く廃墟 エレヂングでした。
こういうビネットを作ろうと思わせてくれるこのガレージキットの良さあってこそできたものですが、土台の切り株から、樹木の感じ、廃墟感がうまくまとめられたような気がします。
終わらせるのが持ったないくらい楽しませてくれたキットでした。またこういうビネットを作りたいですね。
それではまた。